『フォレスト・ガンプ』映画レビュー

読書感想文
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久しぶりに映画を観て、ブログに書き留めておきたいと感じた。

名作『フォレスト・ガンプ』を観た。

結論、本当にいい映画だった。

いい映画観終わったあとの幸福感と満足感を存分に味わうことができた。

映画として単純に好きな上に、
人生観としての学びもあったので、それを書き留めていきたいと思う。

あらすじ

フォレスト・ガンプという一人の男の一生を描いた作品。

背中が曲がっていることが原因で矯正器具がないと歩けない上、
知能指数も人よりも低いという彼の幼少期から物語は始まる。

いじめられることの多い幼少期ではあったが、
少女ジェニーを始めとした様々な人との出会いと、
彼の持つまっすぐで誠実な性格で、
彼の人生には様々なことが巻き起こる。

強い意志とそこから生まれる行動力。
そして、それに魅了されて引き寄せられる周りの人々とで繰り広げられる
波乱に満ちた人生が描かれている

監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで有名なロバート・ゼメキス、
主演はトム・ハンクス。
1995年のアカデミー賞に6部門を受賞した、名作と呼ばれる作品の一つ。

感想

好きな映画だった。

そして学べることも、感じて書き留めておきたいこともたくさんあった。

その中でも大きく2つについて書いていこうと思う。

「”まっすぐ”の強さ」

「人生何が起きるかわからない」

※以下はネタバレを含みます!
まだ観ていない方は映画を観てから、ぜひ共感したり、反対したりしながら読んでいただきたいです!
※映画観ないけど感想だけ聞きたい!何が学べたの?という人はぜひそのままご覧ください!

”まっすぐ”の強さ

フォレスト・ガンプという男の一番の魅力は
ただひたすらに”まっすぐ”であることだと思う。

少し知能指数が低いということが原因の一つではあるかもしれないが、
彼は常に考えが一貫していている。

約束は絶対に守り、人のことは純粋に信じ、一人の女性を心から愛し続ける。

象徴的なシーンの一つに、親友ババとのストーリーをあげたい。

ババとフォレストは同じ隊にいるとき、
「いつかエビ漁船を二人で買ってそれで事業をしよう」
という話を日頃からしていた。

しかし、ババはベトナムの戦争で亡くなってしまう。
フォレストはその後、兵隊として成績をあげたり、
ひょんなことから国を代表する卓球選手になるなど、
将来はほとんど安定しているような状態であった。

そんな中でフォレストは
持っていたお金をすべて叩き、ババとの約束であった
エビ漁船の漁師に実際になったのである。

もともと、エビ漁船の話はババの一家の家業であったので、
ババが言い出しただけのことである。
本来フォレストにとっては、エビ漁船という夢の内容としてはそれほど重要ではなかったと思う。

しかし、亡き親友との約束であるということだけで、なんの迷いもなく、
周りから(ましてやババの家族からも)の反対を差し置いて海に出たのである。

こんな”まっすぐ”な行動は作品の随所に、というより、彼の行動すべてに見られる。

常に自分の信じたことや約束、大切に想う人に対して
”まっすぐ”に向き合っており、何よりも、その気持ちをそのまま行動に移している。

行動で伝わる”まっすぐさ”は人を動かす力があるということも改めて感じた。

作品の中で登場する人物は、フォレストの人柄に惹かれ、
彼についていく者ばかりだ。

やはり筋が通っていて、その通り動いている人というのは魅力的に感じるものである。

誰しもまっすぐに生きていきたいという憧れがどこかにあるのだと思う。

人生何が起きるかわからない

この作品の中のセリフにこんなものがある。

「人生はチョコレートの箱みたい。食べるまで中身は何かわからない。」

これはフォレストの母の教えであり、この作品の名言としても有名なものである。

映画の冒頭でさらっと出てくるセリフだが、
まさにフォレストの人生はチョコレートの箱のようだ

いじめられていたと思ったら、アメリカンフットボールの選手になり、
大学にも進学でき、兵隊になり、卓球選手になり、船乗りになり、事業家になる。

いったい何人分の人生なのだ!?という一生だ。

そして、これらがすべて、フォレスト自身が明確に意図してなったものばかりではない。

彼が目の前のことに、目の前の人に誠実に、まっすぐに生きていた結果が
それぞれの出来事を生んでいるのである。

「将来が不安だ」「なにもやりたいことが見つからない」

将来に対する悩みは尽きることはないからこそ、フォレストを見習って、
目の前のの人生にただひたすらに誠実に生きてみるような生き方もいいのはないだろうか。

目標や夢を無理やりに探して、それに向かって生きていくことだけが
立派で正しい人生の歩み方ではない。

これも好きなセリフの一つだが、人生や運命の捉え方はこういうことだと思う。

「僕らには皆、運命があるのか、それとも風に乗ってたださまよってるのか。

たぶんその両方だろう。両方が同時に起こってる。」

まとめ

人生をもってして、人生の歩み方の一つを示してくれるフォレスト・ガンプ。

彼のような生き方を一生貫き通すことは難しいかもしれない。
というか、ほぼ不可能だろう。

でも、彼のような生き方に憧れて、

何か一つに対してだけでも、
いつか一時だけでも、
”まっすぐ”に生きることができたのであれば、
その先には思いもしなかった運命が待っているように思える。

彼の人生そのものが語るように、本当に人生何が起きるかわからない。

それは始めから決まっていた運命でもあり、さまよった結果でもある。

だから、我々にできることは、
自分が強く信じられるものを見つけ、
ひたすらにそれに向かっていくこと、
運命を受け入れること、
そして、一期一会の出会いを大切にすることなのかもしれない。

本当に良い映画でした。
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