「SDGsってなんとなくはわかるけど、自分たちの生活にどんな関係があるの?」
そのように感じる方は多いのではないでしょうか?
今回の記事ではSDGsについて、自分たちの生活にどう関わってくるのかを解説していこうと思います!
今回の記事でお伝えしたいのは、
「SDGsは意識の高い人や、取り組んでいる会社の人など、一部の人に関係する話ではない!
一人ひとりの人生に身近で幸せになるための大事な指針!」ということです!
非常に大げさにに聞こえるかもしれませんが、4つの理由からなぜSDGsについて学んだほうが良いのかをお伝えしていきます。
実は私も少し前まではSDGsという単語しか知らなかったです。
最近、仕事でSDGsの取り組みを積極的にしている取引先があり、
最低限は知っておきたいなと思い、本を買って学んでいたのですが、
「これは学ばないとまずい!!!」と危機感を感じたので、記事にした次第です。
ぜひ、この記事を読んで、SDGsについて学ぶ重要性を知り、SDGsをより身近に感じてもらえると嬉しいです。
今回参考にした本はこちら
そもそもSDGsってなに?
今回の記事では主に学ぶべき理由についてみていきますが、簡単に概要にだけ触れておきましょう。
SDGsとは簡単に言うと「みんなで地球と人類の未来を守るために達成しましょう!というゴール」です。
ざっくりとポイントだけ抑えておくと
- 期間: 2016から2030年まで
- 参加国: 国連加盟国193か国
- 概要: 世界の課題を解決するための17の目標
細かい内容等についてはまた別で記事にできればと思います。
▼何かわからなさすぎ、ほとんど聞いたことない方は一旦こちらへ▼
さてここからは、なぜあなたが世界の目標であるSDGsについて学ばないと
幸せになれないのかを伝えていきます。
あなたがSDGsを学ぶべき理由①ルールを知らないまま試合に出るのは危険!!
最近ニュースでSDGsやESG投資という単語を耳にすることが多くないですか?
今、世界ではSDGsを意識した動きが大きな流れとなっています。
多くの国や会社、組織がSDGsに沿った動きをしているのです。
少し前の世界では、大量のCO2排出や環境破壊、人権を無視した労働などを犠牲にして人類の発展を遂げてきました。
そうした動きを世の中も良しとしていたし、特に問題視もされていなかったのです。
しかし、現代の世界では全くそうではありません。
環境を破壊するような製品は取り締まられ、
児童に劣悪な環境で労働させて作られた製品は不買運動に繋がり、
SDGsを無視した動きは自殺行為にも等しい状態になっています。
また、逆にSDGsを意識した活動は、世の中から認められ、投資されるということが起きています。
元々は世界で達成しようという目標ではありましたが、その意識が強くなり、
現代ではほぼルールのようになっていると思います。
何かで罰則があるわけではありませんが、このルールを無視した企業や国に未来はありません。
何をすれば良しとされ、何をすれば嫌われるのか、そんな指標となっているのがSDGsなのです。
そして、もしSDGsについて深く知らない方は、
この世界のルール、指標を知らないということに危機感を感じてほしいです。
そんなの自分たちの生活には関係ない!と思う方もいるかもしれませんが、
自分が生きている世界の中のルールを知らないのは非常に危険です。
社長や役員でなければ会社の方針には関わらないから大丈夫と思うかもしれませんが、
自分がルールを知らないままいることで、自分が属する組織や取引先、関わる人たちが大きくルールを逸脱する動きをしていていても気づかないことになります。
ルールを知らないままスポーツをしていて、反則を取られてから「知らなかった」では済まされないのと同じです。
外国に行って、現地の法律を知らないまま、法を犯してから「知らなかった」では遅いのと同じです。
このSDGsというルール、流れのある世界で生きている以上、
この知識は持っていた方がいいではなく、持っているべきなのです。
あなたがSDGsを学ぶべき理由②あなたの買い物が世界を変える!
先ほどの話を聞いても、正直自分には関係ないと思う人もいると思います。
もう少しだけ自分ゴト化して考えてみましょう。
消費、つまり日常の買い物についてです。
極端ではありますが、世の中の会社が商品を作ったり、サービスを提供したりするのは、
それが売れるからです。
世の中で何が売れるのか決めるのは消費者である以上、
世の中の商品を作るのは消費者であるともいえます。
環境破壊をするような商品を作る企業にも責任はもちろんありますが、
それを容認し、買ってしまう消費者にも責任があるのです。
例えば、このような状況を想像してみてください。
あなたは1枚のTシャツを買おうとしています。
少し気になったTシャツが目に入り、金額を確認したところ5000円でした。
割と気に入ったので、少し高いが購入しようとしたところ、
隣の棚にほぼ同じデザイン、材質の1000円のTシャツがありました。
あなたはどちらを購入しますか?
普通に考えて1000円のTシャツを買いますよね?
しかし、ここにある条件がついていたらどうでしょうか?
条件:1000円のTシャツは海外の子供たちが法外な低賃金で労働をさせられ大量生産されたもの
さて、この条件の場合、5000円と1000円どちらのTシャツを購入しますか?
正直、この背景を知った上でも、1000円の方を購入してしまう人もいるのではないでしょうか。
こういった消費行動により、1000円の商品が売れれば売れるほど、その子供たちの労働環境は今後も改善されることが遠のいていくことにつながっていくのです。
実際にこのような背景から、1997年にナイキへの不買運動やファッションブランドのForever21の破産・撤退などの事態も起きています。
自分たちの消費が世界の貧困問題につながる可能性があるというロジックは理解できましたか?
ここで一つ、今後の世の中の主流になるであろう単語を紹介します。
エシカル消費
エシカル(=倫理的な)
環境や人権に十分に配慮された商品やサービスを選択して購入する事
このエシカル消費をすることが、一人ひとりの消費者の責任として大切な考え方になりつつあるのです。
あなたのちょっとした消費活動で、
世界の子供たちや地球の環境問題に悪影響を及ぼしている可能性が
十分にあるということを想像してみてほしいです。
実は、先ほどの5000円と1000円のTシャツどちらを買うのかという問題には、もう一つメッセージが込められています。
それは1000円のTシャツが海外の子供たちが悪環境で作っているということを知らないと
何も考えずに1000円を選択してしまう可能性が高いということです。
これが学ぶべき理由①の、世の中の流れ、ルールを知るべきという話に繋がるのです。
様々なニュースや出来事の背景には、SDGsに関わる問題が蔓延っている世の中であることを学んで、
理解しておいてほしいのはこういったところにもあるのです。
世の中の大きな課題解決にあなたの何気ない小さな買い物が大きく関わってくるのです。
学びましょう!!
あなたがSDGsを学ぶべき理由③正しい選択を導いてくれる指針=SDGs!
これまで、SDGsは現代の世の中の流れ・ルールであることをお伝えしてきました。
この流れはおそらく今後もずっと続くものである可能性が高いです。
少なくとも2030年までは続くと思いますし、SDGsというくくりではなかったとしても、
このベースは今後自分たちが生きているうちは、よっぽど変わらないものであると思います。
環境破壊や人権を害する商品でもいいから安く大量に作っていこう!という世の中が再度訪れる可能性は低そうですよね?
この流れがよっぽど変わることがないということを伝えてきましたが、
逆に、もう少し小さな流れは非常に目まぐるしく変化していっています。
VUCA(予測不可能な)時代と言われている中で何が正解なのかということは誰にもわかりません。
このVUCAの中を生き抜くために必要なのは、明確な指標が必要といわれています。
そして、その指標の一つとなるのが、SDGsということです。
自分がしていることが、目指していることがSDGsに反していないか。
これは一種のチェックリストとして使えるのです。
自分で自分の人生を選択していかないと幸せになるのが難しい時代で、何を信じるのかは非常に大事になってきます。
ぜひ、一つの指標として、SDGsについて学んでみてください。
また、投資をする上では、非常にわかりやすい指標となっています。
※ここから数行は投資をしている人向けですが、していない人も是非知識としてさらーっと読んでみてください
結果的にSDGsの達成に貢献する形となる「ESG投資」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは環境(E)社会(S)企業統治(G)の略であり、
これまでの財務情報では測り切れなかった、活動やサービスも価値とみなして、
投資をしていくような動きです。
以下の情報からもわかるように、近年ESG投資は世界の主流になっています。
貯金⇒投資にお金の貯め方が移り行く現代の日本では、
このESG投資という大きな流れをを完全に無視して投資をするのはあまりにも危険すぎます。
ESG関連のファンドにすべて突っ込めば、確実に正解というわけではもちろんないですが、
「自分の投資先はこの流れに逆らっていないだろうか」
という指標としては大きく間違うことはまずないでしょう。
あなたがSDGsを学ぶべき理由④SDGsの達成=「誰一人取り残さない」
最後にSDGsの基本概念からあなたが学ぶべき理由をお伝えします。
メンタル的な部分にはなりますが、ここはSDGsを学ぶ上で前提としてぜひ知っておいてほしいです。
SDGsの基本概念として「地球上の誰一人として取り残さない」ということがが定められています。
例えば目標の一つ目の「貧困をなくそう」では「1日1.25ドル(約130円)未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる」を目指しています。
極度の貧困で苦しむ人が激減したとしても、少しでも残っていた場合、この目標は未達ということになるのです。
今回の飢餓の例では、日本に住む私たちにとっては想像が難しいことかもしれませんが、
だからこそ、世界の課題を集めて作った目標であるSDGsを学び、現状を知って想像することが大切なのです。
現状を知り、想像することができれば、
あなたのちょっとした行動が変わり、それが大げさではなく、
世界の課題を解決することに繋がるのです。
そして、何よりも、あなたも「取り残されない一人」なのです。
取り残されない、取り残さないために、
行動を少し変える、正しい知識を持つために学んでいきましょう。
▼今回参考にした本はこちら▼
概要と背景が理解できる、見開き1ページずつの内容で理解しやすいです。まさに教科書みたいなイメージ。
後半は企業が取り入れるためにはという内容に入ってくるので少し他人事に感じてしまうので、割と企業人向け?
個人がとどのような取り組みをすることがSDGsに繋がるかという具体例も載っています。
▼今回の勉強風景はこちら▼
初めて知る単語も多くなかなか時間がかかったが、いい勉強になりました。
始めのツイートにコメントする形で勉強歴を残しています。
ただのメモ書きですが、記事を書く参考にはなっているので追記。
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